2001.06.17更新

シネバン最高の200人が来訪!
![]()
写真=翌日の新潟日報夕刊に載った記事
シネバン01「小林茂監督『こどものそら』上映&トークが6月12日夜、新潟市万代市民会館で行われ、シネバン過去最高の約200人が訪れました。 上映の前に、舞台となった札幌市の学童保育所「つばさクラブ」の元指導員、吉田泰三さんとのトークが行われました。吉田さんは「障がいのある子とない子が一緒に育ちあえることを、つばさクラブの子どもたちが証明してくれている。そういう場づくりを大人が意識して進めていくことが必要」と話し、小林さんは「つばさクラブは、子どもの社会が保証されている。幸せな集団だと思う」と応えました。
上映が始まると、会場は子どもたちの笑顔やなにげない言動に笑いもおき、障がい児の遊び相手のいない放課後の現実には、重苦しい空気が立ちこめるなど、観客はコバさんの思いがいっぱい詰まった作品に浸りました。
「こどものそら」上映&トークショー 小林茂監督と吉田泰三さん(「つばさクラブ」元指導員)のトークショーと「こどものそら」上映場 所:新潟市万代市民会館6階大ホール(025−246−7711)
日 時:6月12日(火) 午後6時30分―9時
入場料:一般1400円(前売り1200円)
大学生・高校生・専門学校生1200円(前売り1000円)
中学生・小学生・障害のある方・シニア 800円
主催・問い合わせ: にいがた映画塾
電話・ファクス 025−248−9088(電話は夜7時以降)
前売り料金で入れる電話予約も承ります メールはこちら(mail@n-eigajyuku.com)
東京上映成功 コバさん、新潟に凱旋
映画塾の定期上映会「シネバン01(ゼロワン)」は6月12日(火)午後6時半から、映画塾でおなじみ映画監督・撮影、小林茂さんの第一回監督作品「こどものそら」の上映を行います。東京、札幌の一般劇場ロードショー公開で大きな反響を呼んだ同作品。新潟でのがい旋上映です。
ひたすら遊べ ひたすら生きろ 「こどものそら」は札幌の共同学童保育所つばさクラブの子どもたちを描いたドキュメンタリー作品。ハンディのある子もない子も共に遊び、放課後を過ごす。子どもたちの表情が生き生きと描かれます。
東京の上映では、情報誌「ぴあ」の公開初日調査で、満足度ランキング第四位になるなど、評論家だけでなく一般観客の高い支持を受けました。
美術評論家の大倉宏さん(第4期講師)は「そこまでしなくともという「はみだし」映像が随所にあふれる(例えば、二度にわたって延々映される雪合戦)。この「はみだし」ショットが艶やかな水のように私をわくわくさせる」(3月19日付新潟日報)と絶賛しています。
小林さんは5月18日から新潟日報で始まった連載「支え合う世紀に」でクローズアップ。話題の人となりました。当日は小林茂さんと今春までつばさクラブの指導員だった吉田泰三さんのトークもあります。会場は新潟市万代市民会館。昨年のシネ・ウインドでの上映を見逃した方、もう一度子どもたちの笑顔に出会いたい方、必見です!
長岡では翌日、新作上映会も これとは別に、翌6月13日(水)午後6時半からは、長岡市中央公民館で小林さんの最新作「ちょっと青空」(ビデオ、31分)の上映会と吉田さんの講演会が行われます。
同作品は施設を出て自立生活を送る重度障害者とそこにやってくる人たちの物語。4月に完成したばかりで、舞台の札幌での試写会では笑いの渦に包まれたそうです。
入場料はカンパ。交流会あり。こちらの問い合わせは目黒さん、0258―36―6323か小林さん、0258―34―6608へ。
シネバントップへ トップページへ
こどものそら ●監督・撮影・ナレーション:小林茂 ●録音:久保田幸雄、田辺信道 ●撮影助手:松根広隆、柏木茂幸 ●制作協力:藤本幸久、石川浩之 ●ネガ編集:和田至亮、高橋辰雄 ●音楽:喜納昌吉&チャンプルーズ、宇井ひろし、安藤京子、吉田泰三ほか ●音楽録音:小竹直樹 ●フィルム:コダック ●現像:ソニーPCL ●レーザーサウンド:ヨコシネD.I.A ●タイトル:シネブレーン、淵脇国盛 ●協力:「つばさクラブ」、金吉進、江村隆芳、製作協力金参加者のみなさま、ほか ●製作:映画「放課後」製作委員会、小林茂、協映
学童保育所は小学生を対象に放課後の保育をするところ。札幌市豊平区にある「しらかば台つばさクラブ」は中華料理店であった所を借りて、親たちが床板を貼り、1985年にスタートしました。保育科と市からの助成金、それにバザーなどの収益金をもとに、父母会が運営している民間の共同学童保育所です。
◇第一部「放課後」(1997年 16mm カラー 20分)
狭い場所で、エイサーを踊るは、コマやケン玉が乱れ飛ぶは、子どもはごったがえし、障害児も健常児もあったものではない。子どもたちの教育には“なつかしさ”があふれている。子どもは子どもどうし、遊びたいのです。お互いの関係はキチンと平等。大人は、これらのことを子どもたちに“場”を保障してやったほうがイイ……。
◇第二部「自転車」(1999年 16mm カラー 30分)
黙々と自転車をこぐ。ひたすら食べ、眠る。夏の北海道一周サイクリング。キャンプをしながら7泊8日、長万部から熊石まで380キロ。仲間が体調を崩した。そこにとどまるか、出発するか!? こどもたちはたくましく変貌してゆく。
◇第三部「雪合戦」(2000年 16mm カラー 58分)
白樺林の中、雪にまみれ、駆け回る。旗を取るか取られるか。ルールは「敵の球に当たったら死ぬ、味方がタッチすれば生き返る」。雪玉にエネルギーを込め、はじけ飛ぶ。こどもたちを取り巻く社会背景にもカメラは向かう…。
こばやし・しげる
1954年新潟県生まれ。「福祉」を問いつづける柳沢寿男監督の助監督を経て、「阿賀に生きる」(1992年/佐藤真監督)の撮影により日本映画撮影監督協会第1回JSC賞受賞。「地域をつむぐ〜佐久総合病院小海町診療所から〜」(96年/時枝俊江監督)、「闇を掘る」(01年完成予定/藤本幸久監督)を撮影。アフリカ・ウガンダの孤児たちの写真展「ウガンダに生まれて」を開催。自らカメラを回した本作が第1回監督作品。
コバさんについて詳しくは小林茂ページへ(こちら)