Vol.9
さて今回は、今年、大阪芸術大学を卒業した加藤陽子監督が在学中に制作した2作品を上映。
ある女の子が一言、“眠れない”とつぶやき、気晴らしに散歩に出かける。だから、タイトルは夜間散歩なのである。以上でストーリーの説明は終わり。と、言いたいところだが、ここで終わらせてくれないのが彼女の作品なのである。この作品はホラー映画なのか、いや、ただの音、懐かしい実写子供向け番組の延長のような映画なのだろうか。それともほかに何かあるのだろうか。この作品については、このような中途半端な説明で十分だろう。なぜなら、この作品について、完壁な説明などいらないのだから。
200万円。この数字を聞いた人は、どんな反応をするのだろうか?“別に大した金額じゃねーよ。”“そんな金額どうやって”といった反応が、かえってくるだろう。無論、私は後者の反応をした。(前者のようなことをいう人がいたら、友達になってほしいくらいである。)なぜ、こんなお金の話をするのかといったら、そう、この200万とはこの映画の製作費なのである。実は、私も自主であるが映画制作に携わっている。けれども、こんな金額をかけてつくったことはない。すごく羨ましい。そんな監督の情熱が端々から伝わってくる作品である。補足になってしまうが、内容について。この物語は一人の女性が二人の男性に出会ったことから、いろいろな思いが彼女のなかで生まれてくる。そして、彼女自身も知らなかったことを聞かされた時、彼女のとった行動とは。まとめるとこんな感じの説明になりますけど、気になった人は是非観てくれ。
加藤監督からコメント
加藤陽子