99.12.5

99にいがたインディーズ・ムービーフェスティバル

実行委員長ごあいさつ

 

 本日はご来場誠にありがとうございます。「インディーズムービーフェスティバル・アンタの映画見せてやれっ!」も、今回が3度目、3年連続の開催となります。これもひとえに私達実行委員会スタッフの根性の賜物です。根性がなければやってられません。

 私達は自主映像作家に作品発表と同志との出会いの堤を提供したくて当イベントをスタートさせました。なぜそんなことを。それは、私達自身が自主映像作家だからです。私達は「にいがた映画塾」の卒業生・スタッフです。

 「にいがた映画塾」といっても知っている方のほうが少ないでしょうから、活動歴を巻末に掲載しましたが、映画「白痴」から生まれたのが「にいがた映画塾」で、「にいがた映画塾」から生まれたのが当イベントというわけです。この2つに参加したのがきっかけで、自主映画製作のきっかけをつかんだ者、日覚めてしまった若者がたくさん出現してきたわけです。あえて申し上げますが、当イベントは彼らの作品がほとんどです。

 自主映像作家というのは根性がなければつとまりません。基本的に映画をつくるという行為は、ヒトに迷惑をかける行為だからです。頭を下げなければつくれないのです。

 そして、根性が必要なもうひとつの理由は、世間と闘わねばならないからです。家族から、友人、知人から冷たい言葉、冷たい視線を浴びながらつくっている場合が多いのです。無視すればいいのかもしれませんが、そうはいきません。「別に解らない人には見てもらわなくていい」「ほっといてよ、解る人だけでいいから」と世間を無視することなど。自分が好きなこと、信ずるものをバカにされることほど頭にくることはない。おのれが人生を懸ける世界がナメられるのは断じて許せない。

 私達は、より多くの世間の人々に自主映像作家の作品を見てもらいたいのです。作品出品者つまり監督は、ほとんどが20代の若者です。自主映画というのは監督の個性や思想が弾けています。彼らのメッセージをキャッチし、考えてみるのも一興だと思います。

 すいません、アツくなってしまいました。

 当イベントは、今回も新潟・市民映画館シネ・ウインドの周年祭のなかで行なわせていただきます。映画「白痴」の生みの親ともいうべき、すごいトコロです。「あなたの映画を映画館で」というキャッチフレーズを使えるのもシネ・ウインドのおかげです。さまさまです。

 さて、当イベントの特長を挙げてみることにしましょう。「あなたの映画を映画館で」「賞なし、審査なし、全応募作品上映」「監督は当日必ず来場して舞台あいさつをする」の3つです。これをふまえて出品してくださった方が27名、27作品、第4期にいがた映画塾の卒業製作作品8本を加えて、今回は35作品を上映します。うち県外の作品は東京6、名古屋2,山形2、札幌1の11作品です。おかげさまで今回もフィルムマラソン状態になってしまいました。全作品鑑賞という長く苦しい道のりを踏破する人は今年も現れるのでしょうか。全作品見てほしいというのが本音なのですが。無理だろうというのも本音です。ジレンマの多いイベントです。

 最後にもう一度申し上げます。本日はご来場いただきまして、誠にありがとうございます!!今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

1999年11月20日
インディーズムービーフェスティバル実行委員長
 大橋健一
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