2000.11.15

第11号テキスト版(2000年11月14日発行)
 

 

 

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1面

■インディーズフェス開幕! 
●第5期作品を初上映

●第2弾は19日、篠原哲雄監督作品も一般応募

■第5期記録集が完成、希望者には無料配布

2面

■総会は来年1月13日開催 12月23日には大掃除、忘年会も

■シネバン2000 

●12月13日に佐藤真監督の新作上映! 写真家・牛腸茂雄さん題材

●新潟絵屋では写真展も!

■コバさん力作「こどものそら」、24日にウインドで上映

■「ダイアローグ1999」11月17日に再び東京上映

■20世紀映画館を開設しました!

■11月23日から路上生活者の写真展開催

■BSNラジオは随時担当に

■編集後記


<1面>

◇インディーズフェス開幕! 

■第5期作品を初上映

 第四回目となる「あんたの映画見せてやれっ! にいがたインディーズ・ムービーフェスティバル」が十一月十二日、いよいよ開幕。同月十九日と合わせ二日間で四十一本の自主制作映像作品が上映されます。にいがた映画塾会員らの県内作品のほか、東京、神奈川、北海道など全国各地からもエントリー。今年もマラソン上映会となりました。

 初日の十二日は午後六時から十時ごろまで、新潟市古町四のイベントホール「ナイト」で第5期映画塾の卒業作品と、金沢市からの招待作品を上映、約百人が来訪し満員となりました。

 第5期作品は「金魚」「輝きもせず」の一六ミリ二本と、「甘いきず」「Howlong? Nowlong」「必殺直撃爆殺蹴球伝説〜ろくなもんじゃねえ」「アゲハ」の八ミリ四本。

 八月に撮影した計六本は、ほとんどの監督が初体験。講師や先輩から「まだ何とかなる」と絞られ続け、弱音を吐きながらも編集、録音など最終仕上げを二カ月以上かけ、やっと完成させた力作です。残念ながら、まだ音入れが完全でない作品もありましたが、舞台あいさつで「大変だった」と話す監督らの表情は晴れ晴れとしたもの。観客からは大きな拍手が送られました。

 金沢市からの招待作品は「園楽〜らくえん〜」という九〇分のビデオ大作。「宇宙人もの」の映画を撮る監督の「自分探し」というストーリーで、映画塾の作品とは一味違う粘りと映像感覚が印象的。舞台あいさつでは監督の嬉野智裕さんと主演男性も来訪、軽妙なトークで会場を和ませていました。ただ、第5期卒業生ら半数以上の観客が帰ってしまい、招待作への礼儀を失したことが残念でした。

■第2弾は19日、篠原哲雄監督作品も一般応募

 第二弾は十九日(日)、新潟・市民映画館シネ・ウインドに会場を移し、午前十一時半から一般応募作品を上映します。なんと!「月とキャベツ」「死者の学園祭」の篠原哲雄監督からも応募が! 篠原さんが講師を務める東京の「enbuゼミ」の教え子たちの作品とともに上映します。

 一般応募作品は、過去最高の三十二本が集まりました。このため、終了時間は夜十一時十五分の予定で、またもや約十二時間のマラソン上映会です。このうち映画塾関係は十六本。完走に挑戦するもよし、チケットは出入り自由なのでお目当ての作品をピックアップするもよし。興味と体力に応じてお楽しみください。

 enbuゼミは、「演劇ブック」が主催する東京の映像・演劇講座。クリエーター組、役者組と二つに分かれ、三十六人が「夏のあるカップルの情景」というお題で八月に撮影・編集をし、短編十六本を完成させました。篠原哲雄も忙しい中「すいか」「コインランドリー」という二本の短編を完成。受講生と作品バトルを繰り広げます。

 応募作品に先立ち、招待作品として、昨年のフェスで多くの観客を集めた大杉漣主演「黒いカナリア」完成版と、「スクールデイズ」を上映します。料金は当日千二百円。問い合わせは、にいがた映画塾内のインディーズムービー・フェスティバル実行委員会へ。(フェスティバルの上映スケジュールはこちら)

■第5期記録集が完成、希望者には無料配布

 第5期にいがた映画塾の汗と涙の記録集を十一月十九日発行します。A4判二十ページ。講義の模様のほか、にいがたシナリオ講座も紹介。同日のインディーズフェスティバルから配布します。

 同誌は無料ですが、郵送希望の場合は、二百四十円分の切手を同封して、映画塾にお送りください。送り先は〒950-0086 新潟市花園2-3-2 飛鳥ビル、にいがた映画塾へ。お問い合わせは映画塾、025-248-9088へどうぞ。

 

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<2面>

■総会は来年1月13日開催 12月23日には大掃除、忘年会も

 二〇〇一年度総会を来年一月十三日(土)、午後三時半から、新潟市万代市民会館で開きます。総会に先立ち、午後二時からは第5期映画塾作品を上映。午後六時からは新年会も行います。新世紀最初の総会です。

 また、年末の十二月二十三日(祝)には、恒例の大掃除・忘年会も開催。今年一年間お世話になった事務所に感謝するとともに、来年の夢を語り合いましょう!

 映画塾は毎年一月一日から新年度が始まります。二〇〇〇年度は第5期映画塾開催をはじめ、より大がかりになった定期上映会(シネバン)、放送四十回を超えたラジオ番組、恒例のインディーズフェス、ビデオ制作受注、劇場用映画・ビデオクリップの制作協力など、充実した一年でした。

 その一方で、会費収入や作品制作の減少など、将来に向けて不安な面も明らかになりました。

 総会では、この二〇〇〇年を振り返るとともに、問題点は率直に反省して、映画塾の明日を語り合う場にしたいと思います。会員の皆さん、ぜひ参加してください!

◇シネバン2000 

■12月13日に佐藤真監督の新作上映! 写真家・牛腸茂雄さん題材

 映画塾の定期上映会「シネバン2000」は十二月十三日(水)、映画監督佐藤真さんの新作「SELF AND OTHERS」の完成試写会を行います。加茂市出身の写真家、牛腸茂雄さんを題材にしたドキュメンタリー作品で、佐藤真さんのトークもあります。新潟市民芸術文化会館スタジオBで午後六時五十分と八時十分の二回上映します。

 佐藤さんはドキュメンタリー映画「阿賀に生きる」で、新潟ではおなじみの映画作家。「SELF AND OTHERS」は、出来立てホヤホヤの作品で、十二月七日の東京でのプレミア上映に続き、いち早く新潟での上映が実現します。

 牛腸さんを「まなざしの写真家」と位置付ける佐藤さんは、評伝でも作家論でもなく「残された写真の『まなざし』に魅き込まれて、ただジィーッと眺めていたいと考えた作品」(佐藤さん)です。

 加茂市や都内各所など、牛腸さんゆかりの地を訪ね、残された草稿や手紙と写真をコラージュすることで、牛腸さんが写真表現を通して追求してきたものを映画に取り込もうという試みです。まなざしは言葉に出来ない。だから写真を撮る、という牛腸さんの世界を、果たして佐藤さんは映画という別のまなざしに溶け込ませることが出来たのでしょうか。

 撮影は、最近は若手の青山真治監督と組み、「ユリイカ」などで斬新な映像を生み出した田村正毅さん。録音は諏訪敦彦監督「M/OTHER」の菊池信之さん。制作はユーロスペースです。料金は千円。お問い合わせは映画塾まで。

 なお、一月の五十嵐匠特集から始まり、七回開催した「シネバン2000」は今回で終わりです。みなさんのおかげで、一回も赤字を出すことなく上映を成功させることが出来ました。二〇〇一年となる来年からは「シネバン01(ゼロワン)」(仮名)として、新たなスタートを切ります。二一世紀のシネバンもご期待ください!(シネバンのお知らせはこちら)

■新潟絵屋では写真展も!

 「SELF AND OTHERS」上映会は、新潟の下町(しもまち)にある新感覚のギャラリー「新潟絵屋」との共同企画です。絵屋で十二月十二日から二十日まで開く「牛腸茂雄写真展」と連動し相乗効果を狙うとともに、「牛腸茂雄」という地元出身の写真家を広く知ってほしいという願いがあります。

 牛腸さんは一九四六年加茂市生まれ。桑沢デザイン研究所写真科を卒業後、建築事務所などで働きながら、個展で写真を発表。八三年心不全で死去後、九〇年代に写真評論家・飯沢耕太郎さんらが注目し、再評価の機運が高まっています。

 絵屋での写真展では、写真集「SELF AND OTHERS」を中心とした作品を展示、販売します。午前十一時から午後六時まで開館(最終日は午後五時終了)。なお、絵屋会員は上映会を八百円でご覧になれます。詳しくは新潟絵屋、電話025―222―6888まで。(新潟絵屋のページはこちら)

■コバさん力作「こどものそら」、24日にウインドで上映

 第1期映画塾から連続して講師を務めているコバさんこと、小林茂さん(長岡市在住)監督・撮影のドキュメンタリー映画「こどものそら」が十一月二十四日、シネ・ウインドで上映されます。

 札幌の民間学童保育所「つばさクラブ」の子供たちを三年半かかって追い続け、「放課後」「自転車」「雪合戦」の三本の短編をまとめたこの作品は、昔も今も変わらない子供たちの弾けるような笑顔と、生きる力が素直に伝わってきます。

 「阿賀に生きる」で撮影を務めた小林さんは、この作品が監督第一作(三作?)となります。コバさんの子供たちを見つめる視線を感じてください。

 二十四日は午後一時、四時、七時の三回上映。三時、六時からは小林さんと評論家・渡部実さんとの対談トークもあります。お問い合わせはシネ・ウインド、電話025-243-5530へ。(詳しくは小林茂ホームページへ、こちら)

■「ダイアローグ1999」11月17日に再び東京上映

 井上朗子さんの「ダイアローグ1999」が十一月十七日、東京・渋谷の「アピア」で上映されます。三十一年間も続いている上映会「ハイロシネマフェスト」での上映が実現したもの。夜九時半開始のオールナイトです。アピア所在地の問い合わせなどは電話、03-3464-9590へ。

■20世紀映画館を開設しました!

 映画塾コムに新コーナー登場! 「にいがた二〇世紀映画館」という、新潟県内の映画館の百年を振り返り、読者とともに空白の歴史を埋めていくページです。ぜひご参加ください。特に中高年層の方大歓迎! こちら

■11月23日から路上生活者の写真展開催

 路上生活者の日常を追った写真展「米一合キャラバンin新潟『あなたの町のものがたり』」が十一月二十三日から三十日まで新潟市八千代の総合福祉会館一階ロビーで、十二月十三日から十六日までは長岡市中央図書館二階美術センターで開かれます。

 路上生活者の生活支援などを行う「越冬友の会」などでつくる「米一合キャラバン新潟実行委員会」の主催。昨年に続き二回目の開催となります。東京在住のカメラマンによる新宿の路上生活者の写真数十点を展示。入場無料ですが一人一合の米のカンパをお願いします。問い合わせは高橋美香、電話025―223―0164まで。

■BSNラジオは随時担当に

 毎週土曜のBSNラジオ「シネマ・プラネット」好評放送中。映画塾関係の情報は、当初の毎月最終週から随時担当となりました。午後九時二十五分から十五分の番組です。ご期待ください!

 にいがた映画塾は十一月一日で市民団体設立二周年を迎えます。二十一世紀、三年目以降の映画塾をどうするか、定例会などでは現在、矢部孝男代表を中心に検討を続けています。多方面に活動が広がる一方で、予算不足が深刻になり、会員の映像作品は減少傾向です。五十嵐政人事務局長から「今後の展望」を報告してもらいます。

 

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■編集後記

 本紙ではスペースが足りず、編集後記は入れられませんでした。その点、ネットでは制限がないのが楽ですね。次号は1月下旬に発行予定。総会の模様をお伝えします。

 【編集スタッフ】星龍雄【題字】宮川直子