2002年度
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活動紹介
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映画塾(映像実践講座)
映像制作の魅力を教える映像実践講座は、1997年1月に開講した第1期から2001年の第6期まで、通算6回開いています。これまで約230人が卒業しました。
カリキュラムは主に、フィルムやビデオの仕組みを学び、グループに分かれ卒業作品の制作に取り組みます。実践を徹底的に重ねていくのが本講座の特徴です。
また、スタッフのほとんどが卒業生なのも特筆すべき点です。自分たちの経験を基に、より分かりやすく楽しい講座にするため、毎回試行錯誤をしています。映画・映像づくりの楽しさという「たすき」をつないでいるのです。
講師は第一線で活躍しているプロの映画人をはじめ、県内で映像関係などさまざまな活動をしている人をお呼びしています。
第6期は、26人の受講生で5月12日より毎週土曜日夜、全10回の講義を行い、その後、各組に分かれて卒業制作を行いました。受講料も3万3千円。卒業制作は16ミリによる8本の作品が完成しました。
映画塾は専門学校ではありません。映画・映像制作はだれにでもできる表現方法であると同時に、奥の深いものであることを一人でも多くの人に知ってもらうこと、コンスタントに作品を生み出す映像作家を養成すること、プロの映画人と交流することで日本映画の応援団になってもらうことなどを目指しています。
そしてその中から、将来の日本映画を背負って立つ新しい才能が生まれてくると信じています。
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にいがたシナリオ講座
「にいがたシナリオ講座」は、シナリオ初心者に書き方を一から教え、最終的にはコンクールに応募できるだけの力を付けてもらうことを目標に1999年の「シナリオ・ワークショップ」がスタート。2000年からは講座として独立しました。
01年の第二期シナリオ講座は、5月19日より7月28日までの隔週土曜、全6回にわたり万代市民会館で行われました。講師は司貴志氏。
受講生20名はいずれもシナリオは読んだこともないという方ばかりです。講座のテーマは「人間を描けるハートと技術を持つ作家を生み出すこと」。モチーフは「処女作作り」としました。
「短くてもきちんと相手に伝わるシナリオを書く技術を身につける」を合言葉に、原稿用紙の使い方・ト書き、セリフの機能と書き方、構成の方法、キャラクターの造形の仕方、着想のヒント、ストーリー作りなどを手取り足取りの指導を行いました。毎回、宿題のシナリオを提出してもらいましたが、ていねいな添削が好評でした。講座の到達目標レベルは、一般公募(200字詰、120枚)に挑戦できることを目標としました。
7月に一旦、講座を終了した後、受講生の中でミニコンテスト(200字詰、60枚)を行いました。賞金は2万円。11月4日には特別講義として2001年度の向田邦子賞を受賞した大森寿美男氏をお招きして、受講生との対話形式で映像現場におけるシナリオの役割などを語っていただきました。
上映会
作品をつくったのならば、発表する場も必要だ―。そんな考えから97年冬「にいがたインディーズムービー・フェスティバル」は始まりました。一時は自主映画が壊滅した新潟では、約10年ぶりの自主映画祭です。
同フェスティバルは2001年までに5回開催し、第5回(2001年11月18日)には第6期にいがた映画塾の卒業作品8本のほか、全国からの一般公募作品26本を上映しました。会員にとっては、この映画祭の出品に備えて作品制作をするという一つの目標になっています。
これと平行して、不定期の上映会も行っています。2001年はは小林茂監督「こどものそら」上映会や「バカ映画特集」を開催。また同年には、新潟市内に自主映画などを上映するP.PROJECTSシアターが誕生したことから、同名の団体と協力して、映画塾企画上映会も行っています。
毎週日曜日午後5時から、新潟市の隣町、新津市にあるコミュニティーFM局、RADIO CHAT(76・1メガヘルツ)で映画塾のラジオ番組を放送しています。企画から番組制作、機材操作まですべて会員の手で行っています。番組は1999年12月に「Cinemaで愛して!」というタイトルでスタート。2001年10月からは「いつでもリハーサル!」に衣替えし、2002年4 月からは「シネマキッチン」として再スタートを切っています。シネマキッチンのメインパーソナリティーは渡辺典子さんと高橋純子さん。映画への愛にあふれるプログラムです。なお、この番組は放送エリア外の人にも聴けるように、映画塾コムでもリアルストリーム放送をしています。
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フィルムコミッション設立運動
映画やテレビドラマのロケを誘致・協力し、地域振興を目指す「フィルムコミッション」(FC)が全国各地で発足しているのを受け、新潟でもFC設立を目指して2001年2月から行政などへの働きかけを始めています。同年8月には、行政や経済団体、企業関係者らを巻き込んで新潟FC研究会を設立。02年度2月には同研究会でFCに関する中間報告をまとめました。
会員作品の積極公開
会員への刺激や励み、映画塾の知名度アップを願って、県外の映画祭への応募や上映も積極的に行っています。
2001年度はぴあフィルムフェスティバル、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭、大阪プラネット映画祭、水戸短編映画祭、神奈川県映像コンクール、あきるの映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭など各コンペに応募。木原大吾さんの「崇とその仲間たち」が神奈川と山形で、中野敏寛さんの「王様と裸」があきる野で、井上朗子さんの「ダイアローグ1999」が山形でそれぞれ高い評価を受けて入選、上映されました。また、福井インディーズ、金沢インディーズ、東京トリウッドなどで映画塾作品、会員作品が上映されました。
全国で上映会を運営していらっしゃる方は、ぜひお声掛け下さい。
メディア
にいがた映画塾には二つの「メディア」があります。「映画塾通信NG」という新聞=イラストは題字=と、この映画塾のホームページ「にいがた映画塾コム」です。
「NG」は3カ月に1回、映画塾の各種情報を会員に郵送、映画館などで無料配布もしています。
「NG」とは映画用語で「ダメ!(No Good)」の意味。常に現状に満足せず、前へ進んでいこうという願いが込められています。
もう一つは映画塾のホームページ「にいがた映画塾コム」。定期上映会、各種イベントの情報や映像実践講座の詳報など、映画塾についての総合図書館を目指しています。このほかPDFファイルによる「NG」の電子配信や、映画塾ラジオのリアルストリーム放送など、デジタル技術の進歩に応じた意欲的な発信も行っています。
映画塾通信NGの電子配信はこちら 映像制作の機材は高価なものが多く、個人で買いそろえるにはよほどの決心が必要です。会員が気軽に映像作品をつくれるように、映画塾ではカメラや照明、映写機などを用意しています。これらは会員であれば、専門業者に比べて格安の値段で借りることができます。
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機材レンタル・ライブラリー
事務所には中古ですが業務用のビデオ編集機も常備してあり、会員は24時間、編集に打ち込むことができます。
事務所には映像ライブラリーのコーナーもあります。会員作品のビデオや映画関係の書籍を無料で借りることができます。いつでも、自由に映画・映像の情報に触れられること―。理想的な映画制作の環境を求めて、にいがた映画塾では常にその扉を開いています。
主な機材 8ミリフィルム関連 ○カメラ(シングル、スーパー) ○三脚 ○スプライサー ○エディタービューワー ○空リール ○映写機
16ミリフィルム関連 ○カメラ ○三脚 ○ビューワー ○巻き戻し器 ○空リール ○露出計 ○映写機
ビデオ関連 ○カメラ(8ミリ、VHS-C) ○三脚 ○ガンマイク ○オフライン編集機(Uマチック) ○オンライン編集機(ベーカム受) ○テロッパー、特殊効果用機材
その他 ○レフ板 ○照明 ○バッテリーライト ○延長コード ○上映用スクリーン
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交 流 機材の使い方を覚えれば、優れた映画・映像作品がつくれるものではありません。映画・映像は音楽や工芸、空間デザインなど、あらゆるものをのみこむ総合芸術です。他分野の優秀な人たちと協力関係を結ぶため、各方面と活発な交流も行っています。
新潟は演劇活動も盛んなことから、会員の作品にはセミプロの俳優も多く登場しています。また、各種パフォーマンス公演の応援なども行っています。
最近の大仕事では、新潟県内で独創的な取り組みをしている学校を紹介する「子どもの夢が育つ学校ビデオ」の撮影受託があります。地元教育団体の協力依頼を受け、2000年7月より約1年半をかけました。撮影延べ期間は50日。編集も半年がかりでした。結果、6本オムニバスの3時間に及ぶ作品になりました。プロジェクト側スタッフからは、映画塾はセミプロ集団だという評価もいただきましたが、この評価はポジティブに受け取っています。私たちはプ□をめざしてきたのではないし、アマチュアに徹しようとしているのでもありません。この曖昧な領域でやれることが、映画塾の強みです。
今後とも県内はもとより、県外の映像団体や各種団体とさらに交流を深め、映像への理解を広げるとともに、お互いが支え合える存在でありたいと願っています。
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