第3期総合プロデューサー 星 龍雄
「にいがた映画塾」第3期の受講生の皆さん、お疲れさまでした。本撮影作品の仕上げはまだまだ続きますが、講義としての塾は、26日でひとまず終了となります。
映画塾はもともと、映像制作の楽しさを1人でも多くの人々に知ってもらい、ひいては映画「白痴」の理解者を新潟に広げようという目的で昨年始まりました。当初は全面的に「白痴」のバックアップを受け、古澤プロデューサーはもとより、多くの関係者の協力の上に成り立ってきました。
しかし既にニュース第8号報道の通り、「白痴」制作準備室は発展的解消を遂げ、新潟県庁わきのセットで進んでいる「白痴」の撮影もまもなく終わろうとしています。
「白痴」以後の新潟の映像シーンは今後どうなるのでしょう。
「白痴」という求心力がなくなることで、再び新潟が映像不毛の土地に逆戻りすることは避けたい、「白痴」が残した芽をさらに大きく育てていきたい。第3期に関わったスタッフ全員の思いです。
その「アジト」として「白痴」の準備室は映画塾など3団体が引き継ぎ、1階を「映画塾事務所」として再出発を切ったわけです。
講義の「第3期映画塾」は終わりますが、皆さんは団体としての「映画塾」の一員でいてください。そして事務所を「部室」として自己実現の場所としてどんどん活用してください。
会の運営については今後さらに詰めますが、個人的には以下のような姿を考えています。
1.映画塾全体で何か行うということはしない。映像作品づくりやイベントなどを個人・有志の責任で行う。そのための機材や、話し合いの場として映画塾を活用してもらう。
2.新しい血を絶えず入れ組織が活性化するため、また東京の映画人との交流の場として、講義の「映画塾」は今後も存続する。
1については自主映像制作だけでなく、1期生が行ったような映像グループ展や映画監督を招いて開いた上映会などの開催でもいいし、月何回かテーマを決めてビデオ鑑賞会を開いても結構。自分たちのやりたいことのためにどんどん塾を使ってほしいということです。2も塾全体ではなく、そのつどスタッフを編成し、運営します。来年の「第4期」のスタッフにもぜひ参加してください。
そのための機材、ノウハウは持っている者、知っている者が貸したり、教えたりしていきます。もちろん映画塾所有の機材はどんどん使って結構です。
問題は事務所の維持経費、管理形態についてです。維持経費のため「維持会員」(仮称)というものを考えています。年間いくらかを負担してもらいます。
利用したいけどお金がないとか負担したくないという人たちは「一般会員」(仮称)として会費は無料とします。1―3期卒業生はすべて「一般会員」と認めます。その中で自分たちの「遊び場」として、本当にこの事務所が必要なんだと思う人は、「維持会員」となり事務所の運営に参加してください。
維持会員と一般会員をどう差別化するかは今後の課題ですが、多くの人たちが気軽に立ち寄り、好きな映画の話をしたり自由に使ってもらうために、入り口はできるだけ広い方がいいと考えています。
事務所の維持の話ばかりですが、それほど映画塾というのはまだまだもろい存在です。新潟に本当に映像制作が根づくのか、「白痴」以後のこの1年が試金石になると思います。その意味で、3期の卒業生には大きな期待を抱いています。
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