映画製作の基礎を学ぶ「にいがた映画塾」の第3期が、いよいよ5月10日午前10時に開講する。受講生は県内外から集まった35人。新潟市東万代町の万代市民会館を主会場に、7月26日まで全14回にわたり、実践を通じて映画の魅力を体験する。濃厚な講義とハプニングに満ちた約3ヶ月となりそうだ。
第3期は、5月23日に県内でクランク・インする映画「白痴」(手塚眞監督)と連動。「白痴」の撮影見学や、新潟市美崎町の県庁わきに建てられたオープンセットでの体験講座を開く。「本物の映画」がすぐそばで展開するという機会を生かし、映画の魅力を肌で感じてもらう予定だ。
35人の受講生は、平均年齢23歳。新潟市や近郊市町村のほか、三条市、柏崎市などからも参加している。長岡市からは5人が名乗りを上げた。このほか東京都、大阪府、仙台市、山形県からも応募があり、講義のために毎週通って来る。
「映画の裏側が見てみたい」「映画をつくってみたかったが方法がわからず困っていた」「プロを目指している。本格的に映画の勉強をしてみたい」など、各受講生の応募書類には熱い言葉が躍った。
さらに映画「白痴」が全国に募集し、プロを志して新潟に集まったボランティアスタッフ「映像十字軍」の若者たち15人も、撮影の合間をぬって映画塾に合流する予定で、受講生にとっていい刺激になりそうだ。
ゲスト講師陣は、映画監督の廣木隆一、今関あきよし両氏や、俳優・監督の鈴木卓爾氏、「白痴」の照明監督の安河内央之氏、編集マンの鵜飼邦彦氏、長岡市在住の「阿賀に生きる」撮影監督、小林茂氏らそうそうたる面々が並ぶ。
県内からも新潟デザイン専門学校講師の野上純嗣氏、フォト・ビジュアリストのナシモト・タオ氏らが講師役を快諾してくれた。
5月10日の初日は、各受講生が街に出て、野上講師が決めたテーマを基にビデオで30秒ほどの「作品」をつくってもらう。自己紹介を兼ねるとともに、自分自身がどんな映像が好きか嫌いかを自覚してもらう狙いだ。
その後の講義はフィルム、照明、演出、編集の基礎などを学び、3班に分かれ16ミリカメラを使って卒業作品をつくることになる。
これまで第1期、2期あわせて7本の卒業作品が生まれている。今回、さらに質的に上回る作品が期待できそうだ。
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