
7月26日終了した「第3期にいがた映画塾」の本撮影作品3本が完成、10月25日に万代市民会館で開かれた「にいがた映画塾設立総会」で初めてお披露目された。作品完成で、第3期講座はすべての予定を終了した。
第3期作品は「Last Love Letter」(真保巌監督)、「みつ」(田巻源太監督)、「STEP」(南由佳子監督)の3本。第3期最終日のラッシュ上映後、各組のスタッフは8月から10月にかけて編集、録音などを続けていた。
映画塾初の「音入り」ということもあり、当日参加した映画塾会員約40人は興味津々。これまでの1期、2期作品は、上映に併せカセットテープに録音した音を流す原始的なもので、音楽などは付けられてもセリフや効果音を画面に合わせることは不可能だった。
作品はまず「Last Love Letter」が流れた。主人公が机に向かってラブレターを書いているシーン。ペンの動きとともにペンを走らせる音が場内に流れた。続いて郵便局に手紙を出しに行くシーン。主人公が「おはようございます」と言ったとたん、観客は衝撃を受けた。「映画塾の映画の登場人物がしゃべった!」それは映画がサイレントからトーキーに移ったときの衝撃と似ているかもしれない。
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妻と夫の微妙なすれ違いを描いた「みつ」では、妻が夫の耳をかく「カサカサ」という音がその後の展開に効果的な味を与えていた。高校の体育祭が舞台の「STEP」では、フォークダンスの「オクラホマミキサー」の曲がタイミング良く入ったり、教室の窓の外のざわめきの音が作品の雰囲気を高めていた。上映後の懇親会では「1期、2期に比べてはるかに映画らしくなった」「あらためて音のすごさを実感した」などの感想で盛り上がった。
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上映を終えて、南由佳子監督は「上映中は胸がどきどきした。作品をまともに見られなかった」と話した。既に作品をつくった経験のある会員から「僕もそうだった。みんなそうだよ。もう後戻りできないね」と第3期の監督にねぎらいの声を掛けていた。
第3期作品は11月22日に新潟市民映画館・シネウインドで開かれる「にいがたインディーズムービー・フェスティバル」で一般に公開する。
写真=左からLast Love Letter、みつ、STEPの1シーン
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