99.7.28●第4期映像実践講座第12回●
ルビコン川を渡れ!
第4期は卒業制作へ
塾長「映画は戦争である」

写真=あいさつする五十嵐塾長といなせな格好のタオ氏
にいがた映画塾「第4期実践講座」第12回が7月25日、新潟市万代市民会館で行われた。講義の最終日となるこの日、作品シナリオの最終チェック、スケジュールづくり、香盤表の作成など、映画を撮るために必要な準備項目の確認を、撮影組ごとにスタッフと受講生で行い、卒業制作に万全の構えを敷いた。講座終了間際に受講生、スタッフ全員が卒業制作にかける意気込みを発表。最後に塾長の五十嵐氏は「昔、ベトナム戦争のドキュメンタリー映画を見たが、川を渡る兵士が銃を持ち上げて運ぶのと同じように、カメラマンもカメラも持ち上げて運んでいた。銃もカメラも一緒なんだと感動した」と声を震わせながら受講生に語り「ベトナム戦争で持ちこまれたカメラと、映画塾にある16ミリカメラ(スクーピック)は同一の機種。つまり映画塾で撮った映像は、歴史的背景という意味でベトナム戦争で撮った映像と同じカメラが絵を切り取っている。ゆえに映画塾とベトナムは同じである。頑張ってほしい」と受講生にエールを送った。卒業制作を行う全8組は、8月から個々に撮影に入る。暑い夏の最中を涼しい風となってかけぬけてほしい。(レポーター・坂井勇介)これまでの講座の卒業制作は、撮影期間があらかじめ決められ、全組同じ日に撮影が行われていたが、第4期は受講生の作品形態がそれぞれ違うことから、8月1カ月という範囲で撮影を終了することとした。撮影の日数は、各組の人数に応じて1―3日と、弾力的な対応が出来るようにしている。もちろん、各撮影には第4期スタッフがつき、無事撮影が終えられるようフォローをしていく。
撮影フォーマットは16ミリか8ミリかビデオ。撮影時間は1人当たり16ミリなら3分(1本)、8ミリなら約13分(4本)、ビデオは制限はないが、いずれも作品の長さは30分以内。
既に各組はロケハンやカメラテストなどを行い、最終準備に余念がない。最初の撮影は木原組が8月3日に行う予定。8月も毎週日曜日は万代市民会館の1室を開放し、打ち合わせ等に使えるようになっている。
毎週日曜日のダイジェスト、詳報は8月29日の最終日までお休みしますが、各組の卒業作品の様子を随時お伝えしていきます。お楽しみに!
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各組の作品企画と、現在の問題点は以下の通り
1.神尾組(神尾一実、藤原由美、鈴木貴之、坂上和孝、奥山智広、冨永雅彦)
タイトル:未定(8ミリ、15分弱)
あらすじ:青春が空振ったって、ヒロト野郎は走り出す。夜の町。バカ。
♪「愛のたこ焼き」
君の闇や痛みをタコ風味のタコ焼きに混ぜて焼いてしまおう。
おいしく食べてあげよう〜♪
安らぐ場所。青春が馴れ合って、非常に日常。
逃げ切れるかヒロト。とりあえず小休止。明日はどっちだ(c寺山)
撮影日:8月20、21、22日、予備日28、29日
問題点:キャストの男1人が決まっていない。
2.木原組(木原大吾、田村康子、伊藤康二)
タイトル:崇(タカシ)とその仲間たち(仮)(ビデオ、30分)
あらすじ:あさひ作業所にまつわる記録(ドキュメンタリー)
撮影日:8月3、4日
問題点:録音
3.関谷組(関谷洋美、武藤未来、山田耕平、清野洋子、長谷川隆、佐藤ひとみ)
タイトル:未定(8ミリ、約15分)
あらすじ:新潟市から車で40分ほどのところにある加茂市が舞台。女の子が車を走らせる。自転車に乗った男の子を追い越したり追い越されたりしながら水源地へ向かっていく。次第に女の子は自転車の男の子を意識し始める。それと同時に、いままで暮らしていた地元の風景の良さを再発見する。
撮影日:8月7、8日、予備日16日
問題点:おばさん役、タイトなスケジュール
4.佐藤組(佐藤志保、冨永雅彦)
タイトル:Birth(8ミリ、10分以内)
あらすじ:波打ち際の女性2人が織り成す実験映画
撮影日:8月8日
問題点:人手
5.中野組(中野敏寛、加藤陽子、道家洋二、永田暁児)
タイトル:式と反復(仮)(8ミリ・ビデオ、15分)
あらすじ:死体を探しに行く男女の話
撮影日:8月21、22日、予備日28日
問題点:今後の細かいスケジュール、シナリオ最終稿
6.小林組(小林康紀、伊藤貴子、樋口美雪、山川智子、石川武志、生野英樹)
タイトル:少女の館(16ミリ、約10分)
あらすじ:大きな古い屋敷で暮らしているあやと麗子の姉妹。両親が死んでいて、白痴の麗子の面倒を見なければならない。あやは解放されることを願っている。そこへ放浪者 井村が庭に入ってくる。あやは井村を麗子に引き合わせる。愛し合う2人を見たあやは、これですべてやり直せると思い胎児に戻ろうとする。
撮影日:8月22日、23日
問題点:スタッフ足りない、シナリオに不満の声
7.青柳組(青柳透、栗林喬、高橋徳治)
タイトル:舞い(ビデオ、10分―15分)
あらすじ:ダメ男菊池が勤めている工場をクビになり、そのショックで妄想の世界に入る物語。バイオレンスコメディ
撮影日:8月17日、予備日22日
問題点:血の出し方、緑のある撮影場所、絵コンテ
8.冨永組(冨永雅彦、神尾組・佐藤組が協力)
内容:パンダ(8ミリ、6分弱)
あらすじ:石ころ、でめきん、写真、マネキン。空(主人公)は、自分の内面世界へと入り込んでいく。そして…。
撮影日:8月15日
問題点:ロケ地、役者、マネキンの入手法
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