にいがた映画塾コム 2000.6.15

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8ミリ撮影本番
2000/06/11(sun) Chapter.5
写真=ちゃんと映っているか。ドキドキのラッシュ上映
第5期映画塾5日目。にいがたシナリオ講座の講師でもある司貴史氏による「シナリオ講座」と、ナシモトタオ氏の「絵コンテ・制作講座」を90分ずつ行った後、6月4日の8ミリ撮影実習のラッシュフィルムが上映された。講義は神妙な面持ちで聴いていた受講生たちも、ラッシュ上映では歓声やため息が出たり、妙に落ち着かない様子であった。(TOM)
新潟市万代市民会館視聴覚室
午後1時
本日の予定案内
スタッフ・井上朗子
午後1時10分
講義「シナリオ講座」
司貴史
午後2時50分
講義「絵コンテ講座」
ナシモトタオ
午後5時ごろ
8ミリ撮影実習ラッシュフィルム上映
午後7時〜
懇親会
近くのそば屋
シナリオ講座で司氏は「シナリオとは映画全体の設計図」と定義付けた。その上で原稿用紙の使い方や着想の仕方、構想の膨らませ方などを懇切丁寧にアドバイスした。司氏は「題材選びは、まず身近なものから探した方がいい。自分のコンプレックスや得意技に焦点を当ててみるのも参考になる」と話した。また、「シナリオは構想がすべて」と述べ、物語の「起承転結」の「承」に当たる部分をいかに面白く膨らませるかがシナリオを書く際のだいご味でもあり、書き手の力量にも通じると語った。また登場人物の行動や心情に「カセ」をはめる(制限を与える)ことで、それを乗り越えてゆくプロセスの描写がドラマ性を生み出していくとも述べた。
一方、ナシモト氏は、8ミリ撮影実習を例に挙げ、撮影では机上の計画を具体化する「段取り」が重要になってくることを力説。段取りを管理する「制作」というスタッフの重要性について説明した。また、シナリオの各シーンごとに必要な人、物、機材などを一覧表に書き出す「香盤表」の書き方を受講生に教えた。
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写真=絵コンテの例
また、監督がスタッフらにイメージを伝える手段として「絵コンテ」の描き方も説明した。絵コンテとは構図やカメラの動き、ストーリーの流れを絵にすることだが「こういう画角で撮りたいと思って頭の中のイメージを絵にしても、現実的には無理ということがよくある。描くことで不明瞭な部分をどんどんなくしていくことができる」と話す。
さらに「本来なら自由にとってもいい。シナリオも絵コンテも香盤表も、果たして必要なのかという意見もある。でも個人でお金を出して撮る場合ならともかく、お金や機材などいろいろな制約の中で撮る場合、効率的に撮影を進めるには必要不可欠になる」と強調した。
最後に、現像から戻ってきた未編集のフィルムを上映するラッシュ上映会。受講生にとってはこの日の“メインイベント”だが、露出の失敗で夕暮れのようなシーンがあったり、ピンボケもあったりと、がく然とする受講生の姿もあった。それでも中には音のない映像で十分意味の伝わる映像もあり、笑いの起こる場面もあった。
次週からは編集作業に入る。今ある素材を工夫して、より魅力ある作品に仕上がることを願う。
◆◆Green Eyes◆◆
(または私的スタッフ奮闘日記)
Green Eyes;STEP#4「Direction」(2000/06/11)8ミリのラッシュ上映を見た。フィルムというのは、シビアなものだと改めて痛感した。
ビデオと違い、撮ったら最後、現像が上がるまではどう映っているのか見当がつかない。露出などの光の加減が仕上がりに大きく影響する。これが一筋縄ではゆかないようだった。
さらに、何をどう撮るかという根本的な問題がある。ビデオに比べてフィルムはコストもかかる。撮影効率を高め、無駄は極力減らし、その一方で作品自体の質も上げて行くにはどうすればいいのか。
重要な鍵となるのは、作品に対するヴィジョンではないかと思う。作品の方向性と言ってもいいだろう。その方向づけがしっかりしているといないとでは、実際に撮影した時に雲泥の差となって表れてくることだろう。
頭にあるイメージを現実に置き換える必要な手段がシナリオであり、絵コンテである。作品のDNAはシナリオ又は絵コンテにある。正しく方向性をひも解く鍵とも言えようか。ならば、鍵穴に相当するのは一体何なのだろう。
アンケート結果
■今日の講義はどうでしたか
1.わかったこと
田中 絵コンテ・香盤表・スケジュールの書き方。 重要だし、必要と思った
三條 身内うけはやっぱりよくないこと
岡沢 シナリオ・絵コンテの書き方、露出の大切さ
大郷 シナリオ・絵コンテの役割、すべて意味がある
米山 絵コンテ・シナリオについて。ト書きという言葉がようやくわかった
松本 結果のための過程
上石 シナリオの大切さ
信田 細かい段取りなしでは映画はつくれない
坂上 シナリオのことがよくわかりました。
高木 香盤表
矢沢 シナリオの意味・書き方・絵コンテの意味
金子 香盤表がないと撮影が進まないこと。前回の実習で思い知らされた
白井 スケジュール・香盤表をつくることはいいこと
神野 具体的な映画制作過程
品田 具体的なシナリオの書き方
宗形 シナリオの書き方
高島 シナリオの性格・位置づけ
水上 シナリオの基本的なこと・意味・書き方、撮影するために必要なこと
小林達 うまくピンがあわないことがわかった
栗原 講義内容全般が大変ためになりました。
鴨居 香盤表の書き方、シナリオの大切さみたいなもの。これは本当に大切なんだなあ
半田 前日の撮影で事前にやっておくべきこと。シナリオ・香盤表を作ってからの打ち合わせを決めておけばよかった
2.わからない
高木 シナリオ・絵コンテに対する・映画の長さがどうなるか想像つかない
松本 猿は
三條 コンテを書くのはむつかしそう。わからなくはないです
3.おもしろい
宗形 自由だということ
矢沢 ラッシュ上映
信田 もちろんラッシュ。班の個性が出ていた
石井 講義の内容が非常によいです。とてもよくまとまったわかりやすい「マニュアル」を示してもらいました
高坂 教え方が上手いだけでなくいろいろな話をまじえて教えてくれるのでおもしろい
米山 ラッシュ上映
三條 ラッシュ上映。いろいろな作品を見れたから
■しつもんしたいこと
松本 会社に提出する書類ぐらい、きちっとしたシナリオ・香盤表がみたい。1枚30秒というのは1枚30秒になるように書かなければいけないのか、 一枚書くと30秒くらいなのか。 書いたものを30秒で撮れということなのか
金子 承の部分。エピソードを積み重ねるテクニックを詳しくしりたい
大郷 ラッシュ上映で”コマドリ”というのでしょうか、はやく撮る撮り方はどのように
岡沢 桃太郎にもらった宝物はもともとは誰のものだったんでしょう。
■感想
岡沢 司さんの桃太郎の例かを聞いてから、気になっているのですが、鬼が持っていた宝物はもともと別の人から取り上げたものだと思います。それを桃太郎がもらってしまって良かったのかということが…
ラッシュ上映は露出の重要さがよく分かりました。他の班の作品が見られて良かったです。自分たちの班のものは露出がやばめでした。どう編集しようかと思います。
大郷 毎週“映画”のひとつひとつが少しずつわかってくる。みんなで一つの目的に向かっていくっていいですね。ラッシュ上映で観て思いました。
金子 ウケを狙った映像で笑いが取れなかったので映像の難しさを強く感じた。他の班に志が高いなあと感じるものがあった。
松本 人件費 シナリオ講座だから当然といえば当然なのだが、何かいいたいものを映像で表現できるか模索しにきたのに、シナリオ書くために題材テーマを見つけろといわれると、なんだかなあ、という不一致が起こった。
鴨居 お勉強になりました。他の班の撮影したフィルムを見てすごいなあと思いました。話も面白そうなものがいっぱいでした。
栗原 露出のはかり方をマスターしないと
小林達 なかなかうまくいかない
水上 普段の自分の行動をもう一度考えなおします。
高島 結果にびっくり、らくたん。
宗形 とてもわかりやすかったと思います。ラッシュ上映はおもしろかった
品田 自分たちの作品の出来の悪さにむかつく。こんなはずじゃなかった。早く映画を撮りたい。
白井 ラッシュ上映を見てしまったというところがたくさんあった。露出が超難しい。あとピントも
矢沢 はあ。みんないろいろしてたんだ。きれいだなあ。3班の真っ黒で…。どうしてなんだろ。こんなだとは、思っても見なかった。
高木 シナリオのほうは起承転結といった基本的な話が出たが自主映画の場合必要性に疑問を感じた。ドラマをやりたいわけではないので
信田 前回、前々回と都合で参加できず、前半の一番重要な部分を体験してないのがつらい。仕上がりを見ておもしろかったが、どういう風に進んで行ったのかわかってないので、非常に残念です。
上石 7班分のラッシュ映像を見ると疲れる。
石井 ラッシュを今日見れるという環境がまずすごいです。どういう制作手順を自分の現場に採用するのか、模索する楽しみというのもあるんですが、先に基本(王道)を示すというのは、今回の講座には良いことだと思います。ラッシュの感想…編集が勝負ですね。どこも切ってきって切りまくってくれることをいのります。
高坂 ラッシュ上映で他の班の物もみれて良いところをどんどんもらっていきたいです。
米山 自分たちが撮影したものを見るときはものすごーくきんちょうした。見るのはつらかったです。
田中 ラッシュがおもしろかった。来週から編集に入るので、作品が完成した後の上映会が楽しみです。
三條 ラッシュ上映でいろいろな作品を見た。自分の出てるシーンはかなり恥ずかしく、ヤバイと思った。あと、自分が撮影したシーンも、うーん、どうだったんだろう。他の班の作品はストーリーになっていたり、なってなかったりでおもしろかった。編集大変そうだけど、楽しみだ。
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