にいがた映画塾コム 2000.7.15

     

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気持ちを乗せろ

グルーブしなきゃ意味ないね

2000/07/09(sun) Chapter.9

写真=受講生に演技指導をする戸中井三太氏(中央の白いシャツ)

 第5期映画塾9日目。劇団「カタコンベ」を主宰する劇作家の戸中井三太氏を講師に招いての演技実習と、卒業制作に向けての受講生による企画発表が行われた。演技実習では、受講生が戸中井氏の指導に従って、実際に身体を動かして歩き方や発声、即興での役作りなどを行った。その後の企画発表では、15本の企画書が提出された。受講生は自らの企画について口頭で発表をしたが、まだ方針が固まっていなかったり、企画の意図が伝わりにくいものなども数多く見受けられ、発表する方も聞く方も、もどかしさを感じていた。(TOM)

午後1時

予定の説明

司会:五十嵐政人

午後1時5分〜3時10分

演技実習「2時間で格好良く歩く方法」

劇作家・戸中井三太

午後3時30分〜50分

提出された企画書の通読

午後3時50分〜5時30分

受講生一人一人による企画プレゼンテーション

午後5時30分頃〜

本日のまとめと今後の予定

五十嵐政人ら

午後6時頃〜閉館まで

引き続き、企画についてのフリートーク

会場・新潟市万代市民会館

 

 演技実習で戸中井三太氏は「演技するというのは、自分がその役柄になりきって生きること。演じる者は、その役柄に対して気持ちを乗せるコツ、というものをつかんでゆく必要がある」と前提した上で、「役柄に自分の気持ちをリアルに乗せてゆくには、声や表情、姿勢、さらに心に湧き起こる感情など、自分自身の表現の幅を広げてゆくことが求められる」と語った。

 演技については、受講生のほとんどが未経験であり、最初はぎこちない動きと照れが目に付いた。戸中井氏の指導に従って、発声や姿勢の取り方、歩き方などで実際に身体を動かすことで、受講生も次第にリラックスしてきたようで、実習そのものを楽しんでいるような和やかな雰囲気がうかがえた。

 その後の卒業制作に向けてのプレゼンテーションでは、一転して緊張感と焦燥感をはらんだ空気に包まれた。当日出された15本の企画に対しての説明、あるいは、今後の卒業制作に向けての方針を、受講生一人一人がスタッフ・受講生の前で発表した。企画そのものがまだ形になっていなかったり、撮りたいという明確な意思表示に欠ける場合も見受けられたり、まだ方針が立たず気持ちの整理がついていない人もいて、スタッフ側も受講生側もいらだちと焦りを感じていたようであった。フリートークの時間をもったことが、受講生にとっては多少のブレインストーミングになった模様であった。卒業制作までの長く険しい道程を暗示するような、波乱に満ちた幕開けとなった。

 

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TOMの

◆◆Green Eyes◆◆

(または私的スタッフ奮闘日記)

 

Green Eyes;STEP#9「Question」(2000/07/09)

To be, or not to be? これはハムレットの台詞の一部である。

果してここではどう訳すべきか、それが問題である。「生か死か」では少々極端すぎる。「やるべきか、やらざるべきか」答えは何処にあるか。

使う言葉や表現を見れば、その人のおおよその見当はついてしまう。それゆえに、言葉に託す意味は大きい。とは言っても、人は意外と言葉に対しては無防備な面をもさらけ出してしまうものだ。言葉に気持ちが追いつかないこともあれば、気持ちが先走ってしまい言葉にならないことだってある。

問題は、その伝えたいものが本当に伝えるべきものであるかどうか、ではなかろうか。今ここで伝えたいものは、一体何なのだろうか?

あなたがやりたいと願う企画か、それともあなた自身であるのか。

作品としてあれこれ言う前に、まず何を問い掛けたいのかを自分で反芻してみることは大事かも知れない。人は言葉で語るものだが、自分という役柄を見事に演じきるには、感情に訴える言葉を選び、気持ちを込めていなければいけない。後はもう、やる気の問題だ。

 

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