にいがた映画塾コム 2000.7.26

第5回

イイジマレポート

7月15日、19日

ネタの仕入れ方から調理法まで

今回はシナリオのお料理講座

 

 土曜コースが10人、水曜コースに7人が出席した今回。

 「着想のヒント、アイデア、キャラクター」をテーマに、講座は進められた。

 まず、発想のためのアプローチ、としてアイデアの仕入れ方や、その素材の練り上げ方を説明される。

 その後に、テーマやキャラクター、シチュエーションの決定についての話がされた。

 これは、シナリオを作る段階の中でも大事な部分。

 思いつきだけで出発してしまって、これをしっかり決めていないと、アイデア倒れになってしまうおそれが大きい。

 テーマ、キャラクター設定、シチュエーションの3つを、自分でしっかり把握して、そのためには頭の中で分かっている、ではなく、きちんと取材なりをした上で、書き留めて自分でよく理解してから、ストーリー作りに入ることで、話に味も出てくるし、面白い話も書ける、ということが話される。

 そこで言われた、「アイデアのチェック法」とは、“一言で語れて、ウリがあるか”ということ。

 これは例えば、「地球外生物と、少年との心の交流」(=E.T.)、「沈む運命にある豪華客船の中の、ロミオとジュリエット」(=タイタニック)のように、話には、キャッチコピーのように一言で語れるものがないと、人の心をつかまえて、企画を通すことは難しい、と言う事と説明される。

 土曜コースでは、実際に司先生がその「ウリの一言」をいって、受講生に当てさせるゲーム形式で話をしていたが、みんなその“一言”で何の映画か当てられたことでも、これはけっこう楽しく自分の書くものを客観視できる方法なのでは、と納得させられた。

 そしてもう一つ、ストーリー作りの前には、自分の書くもののジャンルを確実に決めてから取りかからないと、話がブレてしまう、と言う話がされる。

 これは、「尼僧とバイアグラ」の話を書こうとした場合が例に出され、同じ題材でも、コメディにするのか、恋愛ものか、悲劇かによって、全然話は違ってくるので、自分の書きたいものは、どのジャンルかを見極めておく事が必要だ、と説明された。

 この講座も、とうとう次回が最終回。

 「毎回、2時間の中にいろいろな内容がぎっしり詰め込まれている、密度の濃い講議なので、話に何とか集中してついていくのが精一杯」という受講生の声も聞かれたが、2週に一度の講議でも、今まであっという間だったのではないかと思う。

 次回の講座の後には、ぜひ懇親会に参加して、今後一人で書いていくシナリオの、読み仲間も作ってほしい、というのが講師とスタッフの希望。

 とにかく、今度は最終回。受講生の皆さん、がんばりましょう!

飯島直美

 

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